freeeの独立開業サポートの無料説明会に参加してみた

独立開業サポート
独立開業サポート
税理士

2019年10月からの独立開業に向けて、会計ソフトや税務ソフトを選んでいます。
現在の事務所がミロクを使っているので、ミロクが使えればいいのですが、正直高いです。
そこで、freeeの税理士向け独立開業サポートの無料説明会に参加し、色々聞いてみました。

スポンサーリンク

freeeの税理士向け独立開業サポート

freeeの税理士向けサービスといえば、「認定アドバイザー」ですが、それとは別に新規開業の税理士向けサービスとして、「独立開業サポート」と言うのがあります。

このサービスは、ざっくり言うと
「税理士が独立に当たって必要なことをfreeeがサポートしてくれる」
と言うサービスです。

今回はこの、独立開業サポートの無料説明会に参加しました。
無料説明会は東京の本社に行くか、WEB会議方式で参加するかのどちらかですが、このためだけに東京に行くことはできないのでWEB会議方式で参加しました。

時間は1時間程度ですが、わかったことをまとめます。

独立開業サポートを利用すると、会計freeeの記帳代行プランや、申告freeeという税務ソフトが開業後1年間は割引価格で使えます。

記帳代行プランとは、会計freeeが顧問先数無制限で使えるというものです。
会計ソフトを導入していない顧問先の帳簿を、会計事務所側がfreeeを利用して作成する場合に便利です。

申告freeeは、いわゆる税務ソフトです。
法人税、所得税、消費税など主要税目は対応しており、もちろん電子申告もすることができます。
ただし、相続税、償却資産税、事業税の外形標準課税などはまだ対応していません。
このあたりは、これから対応していくでしょう。

また、年末調整も対応していますが、申告freeeで年末調整をする場合は、別途労務人事freeeというソフトを契約しなければなりません。

その他にも、ホームページの作成やパソコンや複合機などを安く買えたり、税理士の開業に必要なことは一通り揃っています。
開業にあたって必要なことがよくわからない場合は、利用するのもありだと思います。

 

ひとり税理士に向いているか?

この、freeeの独立開業サポートがひとり税理士に向いているかどうかを考えると、個人的には向いていないように思います。

まず、会計freeeの記帳代行プランや、申告freeeは、顧問先拡大を前提とした料金設定となっています。
月額制ですが、1年目の割引を考えてもそれなりに高いです。(具体的な値段を書くのは自重します)
年末調整をするのに別のソフトを契約しなければならないのもツライところです。

あえてひとり税理士を選ぶ方は、拡大志向ではない方が多いと思いますので、会計ソフトや税務ソフトはなるべく料金が安いもの選んだほうがいいです。
逆に、顧問先を増やして事務所を大きくしていきたい方にとっては、良い選択となりそうです。

また、ひとり税理士の方は、複合機を使わなかったり、ホームページを自分で作成したり、パソコンも自分で選ぶ方がほとんどだと思いますので、そちらのメリットもあまりないかなと思います。

ただ、freee自体の方向性は個人的には悪くないかなと思います。
freeeはAPIを無料公開しており、freeeと連携できるアプリを一般の人が開発することができるようになっています。
その結果、freeeアプリストアではfreeeと連携できるアプリがどんどん増えていっています。

つい先日も、Googleスプレッドシート連携アドオンというのが出ました。
これを使えばプログラミングの知識がない方でも、CSVを経由することなく、簡単にfreeeから仕訳帳などのデータをスプレッドシートの取り込むことが出来ます。

こういった取り組みは、freeeが他社に比べて一歩前を進んでいると思います。

freee自体は使っていこうと思いますので、とりあえず私自身は認定アドバイザー登録はしました。

 

スポンサーリンク

改めて、自分の方向性を考える

今回、freeeの独立開業サポートの説明会に参加して、改めて自分の方向性を考える良いきっかけになりました。

やはり自分は拡大志向ではありませんし、顧問業務以外もいろいろなことをやってみたい気持ちが強いです。
そうなると、会計ソフトや税務ソフトにはあまりコストを掛けられないかなと思います。

ただ、世の中は拡大志向が多数派だということが改めてわかったので、説明会に参加してよかったと思います。
多数派に飲まれないためには、自分の方向性をしっかりと持ち、その方向性に合った選択をしていけれたらと思います。

今後は、JDLのクラウドメジャーとNTTデータの達人シリーズの説明を聞きに行くので、また比較記事でも書こうと思います。

 


□編集後記□
マネーフォワードクラウドの料金改定が改めて話題となっています。
法人の場合は自動的に高いプランに変更されるとのこと。
自分に関係するところはありませんが、私も今回のやり方はいかがなものかと思います。

スポンサーリンク



サービスメニュー

細野祐史税理士事務所

プライバシーポリシー