お客さまも税理士を選ぶ、税理士もお客さまを選ぶ

仕事観

突然ですが、税理士の仕事で何が一番大事だと思いますか?
税務の知識や実務経験の豊富さでしょうか?
それともフットワークの軽さでしょうか。
いろいろ考えられると思いますが、私は「相性の良いお客さまと仕事をすること」だと思っています。

もちろん、税務の知識や実務経験があるのは大前提です。
でも、それだけではうまくいかないのが現実です。
人と人との関係だからこそ、「この人とならうまくやれる」「信頼できる」と思えるかどうかが、仕事の質にもスピードにも直結します。

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税理士はサービス業

税理士は先生業と思われがちですが、本質的にはサービス業です。(異論は認めます)
依頼主であるお客様がいて、そこに価値を提供して報酬をいただく。
だからこそ、満足してもらえるかどうかがすべてです。

でも、ここで一つ見落としがちなのは、お客様が税理士を選ぶように、税理士もお客様を選ぶべきという点です。

「誰でもいい」では、うまくいかない

「とにかく顧客を増やしたい」
「なんでもやります、誰でも来てください」

そんなスタンスでは、結局どちらにとっても不満が溜まる結果になりがちです。

・レスポンスのスピードにギャップがある
・報酬に対する考え方が合わない
・業務範囲の認識がずれている

こういったズレが、じわじわと関係を悪くします。

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相性が合えば、仕事は加速する

逆に、価値観が合うお客様となら、最初のやり取りからスムーズです。
信頼関係も築きやすく、情報提供も的確になり、結果として税務の精度も、経営への貢献度も高くなる

私は、独立当初からこういったスタンスを貫いており、5年以上たった今もそのスタンスは変わりません。
だから私は、初回面談で「この方と長く付き合えるか」をしっかり見ています。
お客様にとっても、私がその人にとっての“合う税理士”かを判断してもらって構いません。

長く付き合うなら、相性を大事に

税理士と顧問先の関係は、基本的に長く続くものです。
人によっては、それこそ人生の半分以上を関わらせていただくこともあります。
結婚とまでは言いませんが、それに近い信頼関係が必要です。

だからこそ、お互いに「選ぶ」意識を持つことが大切です。
無理に合わせようとせず、「この人とならうまくやれる」と思える相手とつながること。
それが、税理士としての仕事を楽しくし、結果としてお客様の満足度も高めることにつながります。

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