2020年の試験に向けた税理士試験講座も、始まって1ヶ月が過ぎました。
教室通学の方は、そろそろ受験仲間ができた頃でしょうか?
同じ目標に向かえる仲間というものは良いものです。
しかし、私の場合をお話ししますと1科目目から官報合格まで全受験期間を一緒に勉強した受験仲間はいませんでした。
税理士試験において受験仲間は必要かどうかについてまとめました。
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受験仲間がいるメリット・デメリット
受験仲間がいるのは大きなメリットがあります。
それは、お互いに刺激しあえるところです。
私の場合、全受験期間を一緒に勉強した仲間はいませんでしたが、その時その時で受験仲間がいた時期はありました。
消費税法を勉強していた時、私が自習室に勉強しに行くと、同じように必ず自習室で勉強しているひとりの方がいました。
その方が毎日自習室にいることで、私もサボってはいけないという気持ちになり、毎日自習室へ通うことができました。
逆にその方からすれば、私が必ず自習室にいると思っていたのかもしれません。
言葉を交わしていなくても、ほぼ毎日顔を合わせればなんとなく仲間意識が芽生えてくるものです。
また、同じ受験戦であればライバルでもありますから、その方に負けたくないという気持ちで毎回答練に臨むようにしていました。
そのおかげで、初の税法科目に働きながらでも、初学で合格することができました。
もし、ひとりで勉強していたら最後までやり切れたかどうかわかりません。
しかし、受験仲間がいることにはデメリットもないとは言えません。
私の場合は良い意味で刺激になったのですが、もしも受験仲間があまり真剣に取り組まないタイプだった場合です。
そうなると、「あの人もサボっているなら私も少しぐらいはサボってもいいだろう」とう考えになってしまう可能性があります。
もちろん、勉強するかどうかは自分の意思ですから、それでサボってしまったのであれば自分自身の責任ではあります。
逆に、「あの人はサボっているけれど、私は頑張ろう」と思えるようになれれば良いでしょう。
科目が進むにつれ受験仲間が減っていく
税理士試験あるあるですが、受験科目が進むにつれどんどん受験仲間が減っていきます。
ほとんどの方は簿記論や財務諸表論から受験を始めますので、簿記論や財務諸表論は人数が多いのですが、税法科目、特に相続税法は受験者数が簿記論の4分の1くらいですし、所得税法に至っては8分の1くらいとなっています。
一緒に勉強していた人がある日からぱったりとこなくなることもよくあります。
税理士試験は長期に渡りますから、途中で受験をやめていく人の方が多いのです。
ただし、この現象はある意味当然のことではあります。
税法科目の受験生は、簿記論と財務諸表論を突破した人たちが大半です。
税理士試験は競争試験ですから、科目が進むにつれライバルのレベルが上がっていきます。
私は税理士試験には3つの壁があると思っています。
まず、簿財の壁があり、それを乗り越えれば税法の壁があり、それを乗り越えたら官報の壁があるといった感じです。
これらを全て突破できるのは、全税理士試験受験生の1%と言われていますから、受験仲間が減っていくのは当然のことです。
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受験仲間がいなくても合格できる
消費税法では受験仲間に助けられましたが、法人税法と相続税法を合格した時はひとりで孤独に勉強していました。
法人税法はスタートこそ何人かの受験仲間がいましたが、試験が近づくにつれてどんどん減っていきました。
そして、最終的にそのクラスで本試験を受験したのは私だけという状況になりました。
(法人税法はTACの教材を使っている岐阜の税理士試験予備校で勉強していました)
しかし、それでも諦めずに最後までやり抜いたので合格することができました。
この年は、逆に「みんなは諦めていくけれで、自分は絶対に諦めない」という気持ちが力になりました。
また、相続税法は大原の岐阜校で勉強していましたが、岐阜校では授業はありませんでしたので、実質はWEB通信でひとりで勉強しているようなものでした。
ただ、最後の科目だったこともあり、私自身も税理士試験というものがだいぶわかっていた状態でしたので、ひとりでもやり抜くことができました。
まとめ
税理士試験の受験仲間がいるというのは羨ましいなと思うことがあります。
やはり、同じ目標に向かってお互いに刺激しあえる関係というのはかけがえのないものです。
しかし、通信で勉強している人のように、仲間がいなくても自分は合格するという強い意志があれば税理士試験は突破できます。
結局は自分次第です。
また、税理士に合格した後でも仲間はできますから心配はいりません。
とりあえずは、試験に合格することだけに専念してください。
□編集後記□
昨日、ようやくモニタが届きました。
DellのU3219Qです。
4K、USB-Cで充電・出力で探していたらこれに行き着きました。
まだ大き過ぎて慣れませんが、これから使って慣れていけたらという感じです。
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