税理士試験本番で緊張しないためには、試験直前で1年間を振り返る

緊張しない方法
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勉強法

税理士試験まで、あと1ヶ月ちょっとです。
税理士試験本番は、今まで勉強して身につけた実力を発揮するだけです。
ですが、実力をはっきすることはそんなに簡単なことではありません。
試験本番は、答練の時とは緊張感が段違いだからです。
答練では良い成績を収めていても、緊張感から試験本番で失敗することも多くあります。
試験本番で緊張しないようにするために、私がしていたことは試験直前に1年間を振り返ることでした。

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私の税理士試験での失敗

私は、税理士試験で緊張による失敗をした経験があります。
あれは今も忘れもしない、財務諸表論を受けた年でした。

財務諸表論は、全国公開模試でもそれなりに成績がよく、実力を発揮すれば合格できるだろうと考えていました。
また、前年に簿記論を受けていましたから、税理士試験自体も2年目だということで、試験当日の勝手はわかっているつもりでした。

そんな感じで、特に緊張せずに試験当日を迎えることとなりました。
試験直前の時間も、いつも通り答練を受ける感覚で過ごしました。

そして試験が開始し、理論問題を解こうと思い問題用紙を読み始めたところで問題が発生しました。
理論問題が今まで答練で解いたことのない形式だったのです。

この年は、初めて理論で注記について答えさせる問題が出ました。
冷静に考えれば難しくない問題でしたが、事前に想定していなかったので私はパニックになりました。

問題文を読んでもまったく頭に入ってきません。
こんなことは答練では経験のないことでした。
時間だけが過ぎ、はじめの5分程度は何も考えることが出来ませんでした。

その後、気持ちを落ち着かせなんとか合格することが出来ましたが、もう二度とこんな経験はしたくないと思いました。

 

試験直前に1年間を振り返る

その後私は、この財務諸表論のときの失敗は、試験直前の過ごし方に原因があるのではないかと考えました。

税理士試験本番は、普段と違う環境ということや緊張もあり、どうしても気負いすぎてしまいます。
その結果、問題の読み飛ばしや、普段では絶対やらないようなミスをやってしまうのです。

これは、どれだけ答練で問題を解いたとしてもなかなか鍛わるものではありません。
そうならないようにするには、試験直前に気持ちを落ち着かせることが必要です。

気持ちを落ち着かせるためには、試験直前の過ごし方が重要となるのです。

では、試験直前に何をすれば良いか。
それは人によって違うとは思いますが、私は目を閉じて勉強をしてきた1年間を振り返っていました。

 

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鍵となるのは感謝の気持ち

目を閉じて1年間を振り返ると、いつも「1年間ツラかったな」と1番最初に思います。
そして、それと同時に周りの人(私の場合は特に妻)への感謝の気持ちが出てきます。

その次は、無事に試験を受けられることに感謝し、
「今年で合格したらもう同じ科目は受けられないのだから、せっかくなら楽しもう!」
と考えるようにしていました。

試験直前の私は、メルエムと戦っていたときのネテロなみに感謝していたと思います。

これが私が気持ちを落ち着かせるためのルーティンでした。
このルーティンをやり始めたのは、財務諸表論を受けた翌年からでしたので、消費税法、法人税法、相続税法はこのやり方で合格しました。

では、効果はあったのかと言いますと、実際にこれをやり始めてからは試験中に緊張することはなくなりました。
また、試験中に緊張しないようになっただけでなく、試験が終わってからも妻への感謝の気持ちを表すことが出来るようになりました。

それにより、夫婦仲も良くなったと私は思っています。

試験直前に1年間を振り返り、周りの人たちに感謝すれば、緊張せずに試験を受けて、試験に合格することができ、夫婦仲も良くなること間違いないのでオススメです。

 


□編集後記□
最近は、息子がずりばいで私の後を追いかけるようになりました。
後ろから付いてこられることに感動したのは人生で初めてでした。

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