税理士試験に申し込んだのなら、合格確率0%でも必ず受けよう!

必ず受験しよう
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勉強法

税理士試験本番まで、あと約2週間です。
これまで勉強が順調な方、順調ではない方、いろいろな方がいらっしゃると思います。
もしも今年、全然勉強に身が入らなくて、絶対合格しないと思ったとしても、必ず試験は受けるようにしましょう。

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勉強に身が入らない年もある

税理士試験の合格までは長い道のりです。
よくマラソンや山登りの例えられます。

私も、初めて税理士試験を受けた年から合格するまで8年かかりました。
もちろん8年間のあいだには、税理士試験以外でもいろいろなことがありました。
結婚もしましたし、子供もできました。

また、8年間のうち、
「全く勉強せず試験を受けなかった年」が1年、
「勉強をしていなかったわけではないけど、全く身が入らず絶対合格しないとわかりつつ、とりあえず試験だけ受けた年」が1年あります。

本来であれば、受験期間は長引かせるべきではありませんので、短期合格を目指して毎年本気で勉強するべきなのですが、人生はいろいろあります。
勉強に身が入らない年があったとしても、もうそれはしょうがないと割り切るしかありません。

このブログを見てくださっている方の中にも、「とりあえず税理士試験に申し込んだけれど、現時点で全く勉強できていない方」もいらっしゃると思います。
それを今になってもっと勉強をすればよかったと悔やんでも仕方がないことです。

もちろん、合格確率が0.1%でもあるのであれば、諦めてはいけません。
少しでも合格確率を上げるために最善をつくすべきです。

しかし、合格確率が0%の年もあります。
そういった場合は、今年の試験を来年につなげるという考え方も大事です。

 

100%ダメでも受験した経験

私自身も、1年間全く勉強に身が入らず、絶対に合格できないとわかっていたけど受験をした年があります。

その年は、合格まであと1科目となった年であり、プライベートでは、結婚が決まった年でした。
また、いつにもましてスノーボードに夢中となった年でもありました。

この年に受けた科目は相続税法だったのですが、どれくらい勉強が進んでいなかったかと言いますと、試験の前日にようやく問題集がひととおり終わったくらいです。
答練ではなく、問題集です。

総合問題も1題も問いていませんでした。
もちろん理論も1題も暗記していない状態です。

税理士試験受験生の皆さんなら、この状態では合格するはずがないとわかっていただけるでしょう。
私も100%合格しないのはわかっていましたので、受験するかどうか前日まで悩みました。
悩んだ結果、最終的に受験することとしました。

ダメでも受験することに意味があると感じたからです。

 

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100%ダメでも受験すべき理由

絶対合格しないのならば受験するのは時間の無駄ではないかと思われ方もいらっしゃると思いますが、私は次の理由から、絶対合格しないとわかっていても受験すべきだと考えます。

  • 自分の情けなさを思い知ることができる
  • 分母になれる
  • 税理士試験の雰囲気に慣れることができる
  • 12月に自分を励ます手紙が届く

 

自分の情けなさを思い知ることができる

合格する可能性がないのに試験を受けると、悔しさよりも自分の情けなさを思い知ることになります。
また、真剣な受験生のなかで、真剣でない自分が試験を受けるというのは、恥ずかしい気持ちも出てきます。

しかし、自分自身に情けなさや恥ずかしさを感じることは大切なことです。
この気持ちが来年に繋がります。

 

分母になれる

税理士試験は相対試験です。
ですので、受験者が増えれば合格者が増えることとなります。

受験者には、税理士試験の申込みをして当日受験しなかった方は含まれません。

自分が今年受験することで、もしかしたら今年の合格者がひとり増えるかもしれません。
そうすれば、来年のライバルをひとり減らすことができます。

前向きな考え方ではないかも知れませんが、税理士試験に合格するにはこういう考え方も必要です。

 

税理士試験の雰囲気に慣れることができる

税理士試験の本番は独特な雰囲気があります。
ですが、何度も試験を受けることで、多少は慣れてくるものです。

もしも今年試験を受けずに来年受けるとなると、税理士試験を受ける間隔が2年以上の期間空くこととなります。

当然、1回でも多く試験を受けたほうが税理士試験の雰囲気に慣れることができますので、今年受けておくことで、来年緊張せず試験本番に望むことができます。
(それでも本番は緊張しますが。)

 

12月に自分を励ます手紙が届く

試験を受ければ、12月に不合格通知が届くこととなります。
これを私は自分を励ます手紙だと思っていました。

申込みだけして試験を受けていない場合は、不合格通知も届きません。

不合格通知が届くのは年末ですから、来年に向けて頑張ろうと気合を入れる材料にはもってこいです。

 

100%ダメでも受験すべき理由のまとめ

合格確率0%とわかっていて、試験を受けるのは正直言ってツライです。
しかし、ツライ2時間を耐えれば、間違いなく得るものがありますので、必ず試験は受けるようにしましょう。

その2時間で得たものが、きっと来年自分を助けてくれます。

 


□編集後記□
最近になってブログ以外にもいろいろやりたいことが出てきました。
また、ブログのクオリティも上げていかねばと思っています。
ですので、いったん毎日更新から平日毎日更新に戻すことに決めました。
言い訳がましいかもしれませんが、決して、毎日更新が嫌になったわけではないので、一応ここに宣言しときます。

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