フリーランス・小規模事業者になったら、避けて通れないのが経理の仕事です。
経理には会計業務はもちろん、請求業務や支払業務などがあり、自分の成績を把握するためや、税務申告をするためにも必要です。
私は、フリーランス ・小規模事業者は自分で経理をするべきというスタンスです。
フリーランス・小規模事業者が自分で経理をするべき理由をまとめました。
スポンサーリンク
経理の仕事は誰がやる?
経理の仕事を誰がやるかという問いには明確な答えはありません。
一般的には、ある程度の規模の会社になりますと、経理担当者が経理をやることとなります。
しかし、フリーランスや小規模事業者に経理担当者を雇う余力があるかと言いますと、なかなかそんな余裕はないのが現状です。
そうなると、やれる人は限られてきます。
一般的には、次の誰かでしょう。
- 自分(経営者)
- 家族(配偶者)
- 会計事務所など
これまで多かったのは、夫が中心となって事業をして、妻が経理をやるというパターンです。
サラリーマンの家庭で言うと、妻が家計の管理をし、夫は小遣い制というのが一般的でした。
しかし、最近は女性の経営者も増えていますので、夫が、妻がという考え方は過去の遺物です。
また、夫婦でも財布は別という家庭が増えてきています。
私の家庭でも財布は別で、お互いに生活費を出し合うという方式です。
今は、それぞれが自分でお金の管理をするということが求められる時代です。
ですから、私は、フリーランスや小規模事業者は、経理は経営者がみずからでやるべきだと考えます。
経理を自分でやるメリット
経理を自分でやるメリットは次のものがあります。
- 金銭感覚が身につく
- 経営成績が把握できる
- 代行費用がかからない
金銭感覚が身につく
お金を自分で管理していないと、ついつい無駄な経費を使いすぎてしまいがちです。
経理を自分でやることで経営に必要な金銭感覚を身につけることができます。
特に、フリーランスや小規模事業者に求められるのは無駄な支出をしないことです。
経営に必要な金銭感覚を身につけることが事業成功の秘訣とも言えます。
また、売上をあげて請求をし回収業務まで自分でやることで、売上の未回収リスクを抑えることもできます。
経営成績が把握できる
自分で経理をすれば、いち早く事業の経営成績を把握することができます。
経理を他の人に頼むとするならば、どうしても1、2ヶ月後となります。
もしも家族に経理を任せているのであれば、日々の生活の方が優先され、経理が後回しになりがちです。
会計事務所へ代行する場合は、もっと時間がかかることがあります。
ですから、タイムリーに経営成績を把握するためにも、自分で経理をすべきです。
代行費用がかからない
会計事務所では記帳代行や経理代行のサービスを行っています。
もちろん、依頼すればそれなりの費用がかかることとなります。
自分で経理をやることで、その費用を無くすことができます。
先程もお話しましたが、フリーランスや小規模企業者は、なるべく費用はかけないのが鉄則です。
スポンサーリンク
クラウド会計などのツールを利用する
経理を経営者がするとなると、やはり気になるのが時間がかかることです。
経理をするくらいなら、営業に時間を使いたいという経営者も多くいらっしゃいます。
確かにその気持もわかりますが、最近は適正に設定さえすれば時間を短縮できるツールも増えてきています。
クラウド会計がそのさいたるものです。
クラウド会計は、導入するだけでは逆に経理に時間がかかることになりますが、適正な導入・運用をすれば確実に経理の時間短縮につながります。
こういったサービスを積極的に利用することで、経理だけでなく、その他の業務の時間も効率化する可能性があります。
このように、自分で経理をすることには多くのメリットがありますのでオススメです。
フリーランス・小規模企業者の方は、まず自分で経理をやってみましょう
□編集後記□
世の中は夏休みに入り、昼間でも小学生の声がするようになってきました。
でも、なんか夏が来た感じがしません。
やっぱり夏といえば税理士試験だからでしょうか。
税理士試験を受けないことに違和感を感じています。
なにか資格を取ろうかと考えています。
スポンサーリンク