契約期間は1年以下にする。契約期間の選び方

経営術

サービスを契約するときに、契約期間を選ばなければならないことがあります。
よくあるのが、1ヶ月か、1年かの選択です。
また税務ソフトの場合などは、5年契約というのもあります。
その他にも、定額課金と従量課金といった購入方法の違いもあります。
サービスを契約するときの選び方についてまとめました。

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定額課金と従量課金

ネットなどのサービスには大きく分けて、定額課金と従量課金があります。

定額課金は、月額や年額を支払えば、そのサービスが使い放題というものです。
定額課金の良いところは、それ以上の利用料がかからないので、想定外の支払いが発生しないところです。
しかし、全く利用していなくても契約するだけで利用料が発生します。

それに対して従量課金は、使った分だけ利用料がかかるというものです。
いわゆる買い切りです。
従量課金の良いところは、使った分だけ利用料がかかるので、本当に必要な費用しかかからないというころです。

ただし、定額課金に比べて割高な傾向はありますので、たくさん購入すると定額課金の方が安かったということもありえます。
また、サポート期間が終了すると、次の商品を買わなければならない場合もあります。
Officeなどがその代表です。

定額課金と従量課金のどちらの方が良いかはそのサービスごとに比較検討する必要がありますが、一般的に購入したものを長く使うものであれば従量課金の方が得になります。

 

契約期間の比較

最近は、定額課金サービスが増えました。
私が契約しているサービスだけでもこれだけあります。

  • Amazonプライム
  • Kindle Unlimited
  • Amazon Music Unlimited
  • Dropbox
  • Office365
  • Evernote
  • Netflix
  • freee
  • ジャンプ+
  • PS Plus

こういった定額課金サービスを契約するときに悩むのが、契約期間をどうするかです。

 

月額払いと年額払い

定額課金サービスには、月額払いと年額払いを選べるものが多いです。

月額払いと年額払いでは、年額払いの方が割引となるケースがほとんどです。
例えば会計ソフトfreeeのスタンダードプラン(税抜)の場合は、
月額払いですと1,980円です。
これを年間に換算すると23,760円となります。
それに対し、年額払いですと19,800円です。

年額払いにすれば月額払いよりも2ヶ月分得になる計算です。
企業としては、少しでも長く契約してもらいたいので、このように差をつけるのは当然と言えます。

逆に金額が変わらなければ、年額払いをする人は皆無でしょう。
会計ソフトなど、長く使うことが見込まれるものでしたら、はじめから年額払いをするのもアリです。

それに対し、いつまで使うかわからないようなものは、とりあえず月額払いにしておいたほうが良いでしょう。
また、とりあえず様子見で最初の1ヶ月は月額払いにしとくのも良いです。

たまに、年間契約しかできないのに月額払いと年額払いを選べるものがありますが、そういうものは年額払いの方が安ければ、当然年額払いを選ぶべきです。
(資金繰りと相談ではありますが。)

 

1年契約と複数年契約

1年契約と複数年契約のパターンもあります。

月額払いと年額払いはそこまで悩むことではないのですが、1年契約と複数年契約の場合は悩みが大きくなります。

税務ソフトの契約などはいまだに基本が5年契約のものもあります。
もちろん、5年契約にすると値引き額が大きくなります。

しかし、5年間縛られるのは大きなデメリットです。
特に会計ソフト、税務ソフトを選ぶときは注意です。

ここ数年はクラウド会計の発展がめざましく、この先5年後がどうなっているのか予測がつかない状況だからです。
そんな中で5年契約を選んでしまったら大きなリスクとなります。

特にひとり税理士の場合は、組織と違って自分の考えですぐにソフトを変更できるのが強みですから、それを無くすのは自分で強みを消してしまうようなものです。

そういう思いもあり、私は会計ソフト、税務ソフトは1年契約のものを選びました。

会計・税務ソフト選び

ひとり税理士の会計ソフト・税務ソフトの選び方

契約年数は最大でも1年としておいたほうが良いです。

 

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まとめ

購入方法や契約期間の選び方について考えました。

実は、今回税務ソフトを選ぶときに、JDLの1年契約にするか、MJSで5年リースを選ぶかすごく悩みました。
MJSの5年契約をして、IT補助金を受ければ、1年目、2年目の料金はかなり安くなります。

しかし、5年契約というのは大きなリスクとなります。
それに対して1年契約であれば、やっぱりこれじゃないと思ったときに変えるリスクも最小限となります。
(実は、JDLの財務も契約しましたが、早くもやめたくなってきました)

あと、個人的には、
「縛られるのが嫌で独立するのに、税務ソフトの契約で縛られるのはなんだかなぁ」
と思います。

 


□編集後記□
ここ数日、会計ソフトの運用で悩んでます。
記帳代行は弥生会計とJDLの財務の両方で運用しようと思っていたのですが、両者の相性があまり良くないようで。
まだ独立まで時間があるので、いろいろ試してみます。

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