フリーランスとして独立したら、どこに投資するかは独立した本人の自由となります。
私の場合は、PC関係などの仕事環境にある程度の投資をしました。
ただし、欲しい、いいと思った物をすべて買っているかというとそういうわけではありません。
経営方針をまず考えて、それに合わないものはどんなに良いものでも投資しないようにしています。
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まずは経営方針を考える
フリーランスとして独立してからまだ経営方針を考えていない場合は、まず経営方針を考えましょう。
経営方針と言っても、大袈裟なものである必要はありません。
自分が独立して何をやりたいのか、どんな生き方をしたいのかを文字に表すだけです。
具体的には、次のことを考えてみましょう。
- なぜ独立したのか?
- 独立してから何をしたいのか?
- 逆にやらないことは?
- 将来どうなっていたいのか?
これらを書き出してみると良いでしょう。
独立するにあたっては強い思いがあるはずです。
私の場合は、
- なぜ独立したのか? → 自分らしい生き方をしたい
- 独立してから何をしたいのか? → 常識にとらわれず仕事をしたい
- 逆にやらないことは? → とりあえず人は雇わない、拡大を目指さない
- 将来どうなっていたいのか? → 仕事もプライベートも充実した人生を送っていたい
となります。
これらをさらに細かく具体化していけば、自分がどうするべきか、何に投資をすべきかが見えてきます。
また、経営方針自体は今後変わっても問題ありません。
現在どう思っているのかを自分の中で明らかにしておけば、この先さまざまな選択肢があったときに役に立ちます。
投資をするときは経営方針にあっているか考える
独立にあたっては、最初にいろいろと投資をする必要があります。
具体的に何に投資をすべきかは、その業種や業務形態により異なりますが、フリーランスの場合はPC関係や仕事環境が主になります。
ただ、その仕事環境に投資をするとしても、実際に投資をする場合は経営方針に従って考えなくてはなりません。
私は上記で挙げた以外にも、
「紙を極力使わない環境づくり」をしたいと考えていましたので、複合機やFAXは購入していません。
その代わりに iPad Proを購入し、画面上でチェックできるような環境作りをしました。
■詳しくはこちらの記事をご参照ください。
どちらがコストがかからないかという選択も重要ですが、それよりも自分がどうしたいかの方が大切です。
もしもiPad Proを購入するよりも複合機を購入した方がコストが安くなったとしても、私はiPad Proを選びます。
iPad Proの方が私の経営方針にあっているからです。
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経営方針にあっているなら他の人が使っていても投資しない
他の人が使っている物やサービスを見て「いいなぁ」「自分もそれを使ってみたい」と思うこともあります。
私の場合ですと、現在仕事で使っているMacBook Proはひとり税理士の先輩が使っているのを見て、自分も使ってみたいと思い導入しました。
トラブルはありますが、購入して良かったと感じています。
■詳しくはこちらの記事をご参照ください。
最近ですと、
「レシートをスキャンしてデータで送れば、仕訳データにしてくれるというサービス」
を使っている人が周りで増えてきており、「いいなぁ」と思っています。
記帳代行を請けるのであれば、こちらで入力するよりもレシートをスキャンして送ればかなりの時間の短縮につながります。
しかし、こちらについては現在のところ導入するつもりはありません。
そもそも私自身が記帳代行は基本的には請けないようにするという経営方針だからです。
(お客様が、自分自身で記帳できるようになるまでの期間限定で請けるということはあります。)
上記のサービスを導入してしまうと私自身の気持ちがブレてしまい、「記帳代行も請けても良いかな」という方針に変わってしまうかもしれません。
そもそも、私が記帳代行を請けない理由は、私自身が面倒というよりは、お客様のためにならないからという気持ちがあります。
記帳代行よりも、お客様自身で記帳していただいた方が、お客様が経費を使ったという感覚が身につき、お金に強くなります。
そのために、経費精算方法を工夫して、なるべく手間がかからない仕組み作りをすべきだというのが私の考えではあります。
■詳しくはこちらの記事をご参照ください。
もちろん、私自身の経営方針が記帳代行を積極的に増やそうというものであれば、上記のサービスは導入すべきだと考えています。
サービス自体は良い物だと思っています。
しかし、経営方針に合わないものは、いくら良くても投資すべきではありません。
□編集後記□
今日は1日中、税理士会の研修でした。
テーマは節税と租税回避についてです。
特に判例を多く使った講義でしたので、いろいろと勉強になりました。
実務をしていると、わからないことを調べる時くらいしか条文や判例を読むことがありませんので、定期的にこういった研修を受けなければならないと改めて感じました。
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