メリットだけでなくデメリットを伝えることが大切

メリットとデメリット
メリットとデメリット
仕事観

税理士として仕事をしていく中で、お客様にはいろいろなことを提案します。
その時に大切なのは、「メリットだけでなくデメリットを伝えること」です。
デメリットを伝える大切さについてまとめました。

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メリットだけでは比較できない

最近、住宅展示場によく行っています。
将来的に家を建てるとしたらどこの会社が良いのかを今のうちに調べておきたいからです。

色々なメーカーのモデルハウスが並んでいる展示場へ行って、気になる建物があったら実際に中に入ってみます。
モデルハウスに入ると、営業マンが対応してくれるのですが、どこの会社も対応は同じです。
当然ですが、自社の強み(自社で建てるメリット)を強調します。

だいたい言われるのが、「地震に強い」ということです。
木造のメーカーは木造の方が地震に強いと言い、鉄骨のメーカーは鉄骨の方が地震に強いと言います。
それぞれに理由があるのでしょうが、素人には何が正しいのかよくわからなくなってきます。

もちろん、「その会社強み=その会社で家を建てる理由」になりますので、その会社で建てるメリットを強調するのは大切なことです。
しかし、あまりにも良い部分だけを強調されると、営業トークに聞こえてきてしまいます。

家をどこの会社で立てるのかは多くの選択肢が考えられますので、その中ひとつを選ぶには、正しく比較することが必要です。
正しく比較するにはメリットだけでなくデメリットも必要です。

 

デメリットを言ってくれる人の方が信用できる

住宅展示場のように、営業を受ける側になってみて感じることは
デメリットを伝えてくれる人の方が信用できる
ということです。

すべてのモノにはメリット・デメリットがあるはずです。
例えば住宅ですと、まずは鉄骨と木造とで比較することが出来ます。
鉄骨と木造で比較すると、確実に鉄骨のほうが値段が高くなります。
これは鉄骨からすると、明らかなデメリットです。

しかし、こういったことはあまり営業マンは進んで言いません。
こちらから訪ねたら言うと思いますが、聞いてから答えるのと、自発的に言ってくれるのとは印象が違います。

メリットしか言ってくれない人は、自分の営業成績のために言っているのかなと疑ってしまうことがありますが、デメリットを進んで言ってくれる人は、自分たちのことを考えて言ってくれているような気になります。

本当にそうかどうかは分かりませんが、これは重要なことだと思います。

 

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デメリットを伝える理由

税理士という仕事で考えてみると、デメリットを伝えることが大切な理由がもう一つあります。

それは
お客様自身がよく考えた上で判断してほしい
と思うからです。

経理のことなどを「よくわからないから税理士にお任せ」とされている方は少なからずいらっしゃいます。
これは結構危険なことだと思います。

そのときは良かったとしても、後でこんなつもりじゃなかったと思うことが無いとは限りません。
そうなってしまったら、税理士とお客様との間の信頼関係を揺るがすことになりかねません。

私自身は、お客様が判断したいただけるようにメリット・デメリットの双方を分かりやすく説明することを心がけています。

分かりやすい説明

分かりやすく説明するために気をつけている4つのこと

 


□編集後記□
バーガーキングが大量閉店するみたいです。
私の行きつけの店舗も閉店するようでショックです。
新店舗が岐阜にできることを期待します。(多分出来ないでしょうが)

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