税理士試験科目、問題難易度ランキング

問題難易度ランキング
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勉強法

税理士試験科目ランキングシリーズ第2弾!
前回は合格難易度でしたが、今回は問題難易度です。
合格難易度は合格する難易度で、問題難易度は問題としての難易度とします。
合格の難しさと問題の難しさが比例しないのが税理士試験厄介なところです。
私が受けた「簿記論、財務諸表論、消費税法、法人税法、相続税法」について、問題自体の難しさを独断と偏見でランク付けしてみました。
※あくまでも私が受けた時点での話ですので、現在傾向が変わっていたらごめんなさい。

合格難易度ランキング

税理士試験科目、合格難易度ランキング

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問題難易度ランキング

では、早速ランキングを発表していきましょう。

 

5位 財務諸表論

私が受けた科目の中で1番難易度が低い(あくまでも他の科目に比べてなので、簡単ということではありません)だと感じたのは「財務諸表論」です。

財務諸表論は、理論と計算がありますが、理論は記号を選択する問題が出たりしますし、一語一句暗記でなくても理解重視で解答できます。
また、計算も簿記論に比べると難易度が低い問題となっています。

ただし、理論が一語一句暗記でなく理解重視というのは、理論が苦手な人にとってはツライところかもしれません。
しかし、しっかりと理解していれば書けるというところは、やはり一語一句暗記に比べれば楽だと思います。

財務諸表論は、私の中では「他の科目に比べると問題も難しくなく合格もしやすい」ので初学者にオススメの科目です。

 

4位 相続税法

相続税法は、所得税法と法人税法を含めて国税3法と言われます。
(最近はこれに消費税法を含めて国税4法と言われているようです。)

国税3法の中では一番ボリュームが少なく、理論はベタ書き問題、計算も素直な問題が出やすいので、問題としては難しくないと言えます。
ただし、私自身は3回目の受験でやっと合格したので、税理士試験では一番苦しめられた科目です。

ちなみに、合格難易度ランキングでは1位にしました。

問題自体は他の科目に比べると比較的簡単な部類ですが、1ミス2ミスで合否が左右されるので、個人的にもうやりたくない科目1位です。

最終値まで出すべきか?

税理士試験で悩むこと、相続税法の計算の最終値は出すべき?

 

3位 消費税法

相続税法と消費税法とで悩みましたが、個人的には消費税法の方が難しかったです。

消費税法の理論はボリュームは少ないほうですが、覚えづらいものが多いです。
計算は、原則課税と簡易課税の2パターン(国等の特例を含めると3パターン)あり、適用を間違えると合否に直結します。

ただし、初めて税法科目を受験する人が最初に選ぶのがだいたい消費税法ですので、税法科目の中では合格はしやすい方だと思います。

 

2位 法人税法

税法科目の中で1番難易度が高いと感じたのがキングオブ税法、法人税法です。

その膨大な範囲は多くの初学者の心を折ってきました。
範囲が広いということは理論を暗記する範囲も広く、計算問題もパターンがかなり多いです。
しかも理論は丸暗記だけでは対応できないので「暗記+理解」が必要となります。

私は運良く初学で合格することができましたが、働きながらの場合2年で合格すれば上出来です。
1年目は割り切りも必要だと思います。

ただし、合格が難しいかどうかは別物です。
法人税法を完璧に仕上げてくる人はほとんどいないので、難易度は高いですが、問題によってはワンチャンスがある印象です。

 

1位 簿記論

私が受けた科目の中で1番難しいと思ったのは簿記論でした。

もしも簿記論で100点を取ろうと思ったら、4時間くらいかけないといけないのではないのでしょうか?
それでも私は100点を取れる気がしませんが・・・。

本当にそこまで難しくする必要があるのかというくらいの難易度ですので、試験に合格するには問題の取捨選択スキルという、簿記とは関係ないスキルが必要となります。
問題の取捨選択が必要なのは税理士試験全般に言えることですが、簿記論はその傾向が1番強いです。

簿記論は問題の難易度と合格難易度が比例しないものの代表格です。
ちなみに、平成30年のTACの模範解答では、ボーダーラインが44点で55点が合格確実でした。

年によっては、予備校基準採点で30点台でも合格できることがあります。

 

合格難易度と問題難易度は必ずしも比例しない

合格難易度ランキングと問題難易度ランキングをまとめると次のとおりです。

順位 合格難易度 問題難易度
1位 相続税法 簿記論
2位 法人税法 法人税法
3位 消費税法 消費税法
4位 簿記論 相続税法
5位 財務諸表論 財務諸表論

法人税法、消費税法、財務諸表論は合格難易度=問題難易度となりましたが、相続税法と簿記論は全く逆の結果となりました。

相続税王と簿記論の2科目に共通することは人によってハマりやすいということです。
ハマりやすいとは好きになることではなく、なかなか合格しないことです。
現に、私は相続税法にハマってしまって3回受験しましたし、簿記論は人によっては最後に残る科目です。

簿記論が最後まで合格しない人は、おそらく完璧主義者の方が多いかと思います(完全に個人的な意見です)

ただし、どの科目も共通して言えるのが、諦めなければ必ず合格できるということです。
1年間勉強を続けているとツライ時期もあるとは思いますが、諦めなければきっと良い結果を得られると思いますので、諦めず頑張ってください。

 


□編集後記□
昨日は仕事が終わってから美容院へ。
5年ほど前から同じ美容院に通っていますが、とうとう賃貸から自社店舗へ。
着々と事業を成長されているので、私も頑張らねばと思います。

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