世の中にはいろいろな考えの方がいらっしゃいます。
いろいろな考えがあることは良いことですし、それぞれの考え方は尊重されるべきです。
しかし、自分と違う考え方に出会ったときは、自分の考え方が正しいのかどうか不安になることもあります。
自分と違う考えと出会ったときの対処法について考えました。
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自分と違う考えと出会ったときは不安になるもの
人によって強弱はありますが、自分と違う考えと出会ったときは多少なりとも不安になるものです。
私の場合で言いますと、「税理士として独立するのであれば、人を雇って拡大すべきだ」という考えは自分と違う考えです。
私は拡大を目指すのではなく、自分らしい生き方をするために独立を決めました。
最近、Twitter見ていますと、私と同様に自分らしい生き方を目指して独立をされた方や、独立を目指されている方が増えてきているように思えます。
しかし、リアルに目を向けるとそういった考えはまだまだ少数派です。
直接お会いした方に私が独立する旨を伝えると、必ず顧問先の数や、どこで事務所を開業するのか、何人雇うのか、どうやって規模を大きくするのかといった話題が中心となります。
私の場合は、税理士は顧問先の数だけでは測れないと思っていますし、事務所も自宅開業ですし、人を増やす予定もありません。
拡大するつもりはない旨を伝えると、なんとなく気を遣われているのが伝わってきます。
その後はだいたい、「今の時代、税理士も大変ですからね」と言われます。
最近は慣れてはきましたが、こういったことがあるとやっぱり私の考えは少数派だということを実感します。
そして、なんとなく不安な気持ちになるものです。
自分と違う考えを参考にするのは良いこと
自分と違う考えがあるというのは良いことです。
違う考えがあるということは、その考えに至った理由があるはずですし、もしかしたら自分の考えが間違っているのかもしれません。
ですから、自分と違う考えがあるのなら「なぜ自分と違う考えになるのか」、「逆になぜ自分はそういう考えにならなかったのか」を考えましょう。
そこに、自分の考えを固めるチャンスがあります。
先ほどの例で言いますと、「なぜ税理士は規模を拡大するのが前提であるという考えになるのか?」です。
それはきっと、「多くの顧問契約を結び、従業員を多く雇うこと」が税理士事務所を安定させるのに1番手っ取り早いからです。
そして、そのビジネスモデルに魅力を感じて独立される方が大半だったのです。
改めて考えると、そのビジネスモデルは間違っていないと思いますし、これからも主流となっていくでしょう。
しかし、やはり私の場合はそこに魅力を感じませんし、そのような事務所を目指すのなら独立せずに雇われでも良いとさえ思えます。
私の場合は、それくらい生き方を重視したいのです。
このように、自分と逆の考えに至る理由について分析すれば、自分の考えが間違っていないのかどうかを確かめることができますし、自分の考えをより強固にもできます。
また、もし逆の考えを分析した結果、そちらの考えの方が正しいと思ったのならば、考え方を変えれば良いのです。
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最終的には気にしない
自分と違う考えも参考にすることは良いことですが、とは言え毎回毎回考えていたら精神的に参ってきます。
ですから、最終的には気にしないのが一番です。
何度も自分と違う考えに出会うようなら、そういう考えもあるものだと思っておきましょう。
そして、そういう考えが多く集まるところに身を置かないのが最善策です。
リアルな場でしたら、自分と違う考えの人たちが集まるところにはなるべく行かないのが良いですし、ネットの世界では、そういう考えの記事やSNSの投稿などは見ないのが1番です。
そして、自分と同じ考え方の方たちとゆるく繋がっていくのが良いでしょう。
自分と同じ考えの方がセミナーやオフ会などを開催していたら、一度行ってみるのがオススメです。
□編集後記□
昨日は、私が担当している会社の税務調査1日目でした。
やはり税務調査はいろいろ気を遣うので疲れます。
その会社には何かとお世話になったので、私の最後の仕事としてしっかりやり遂げようと思います。
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