サービスを受ける側に回ることでわかること

サービスを受ける側
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経営術

サービスを提供しようと思った時にまず1番始めにやるべきことは、その提供しようとしているサービスを受けてみることです。
自分がサービスを受けてみることで、同業他社の現状を知ることができますし、そのサービスについて顧客側の視点で考えることができます。
サービスを受ける側に回ってわかることについてまとめました。

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事業を始める時の事前リサーチ

事業を始めようと考える場合、とにかく事前のリサーチが重要です。

たとえば、飲食店を開業しようと考えているとします。
その場合、出店しようとしている場所がどのような場所か、近隣にどれくらい飲食店があるか、時間帯による車通りや人通りはどうか、などなどとにかく調べることが多くあります。
この事前のリサーチに、事業が成功するかどうかがかかっていると言っても過言ではありません。

特に、周辺の同業他社の動向は重要です。
同じ職種の競合が多い場所には出店したくないものです。
また、その同業他社のサービス内容や評判も気になります。

では、どうやって同業他社のリサーチするか?
それは、そのサービスの提供を受けてみることが手っ取り早いです。

サービスの提供を受けてみることで、そこの周辺で出店するかどうかの判断をすることができます。
飲食店の場合は、味や接客態度などを体験することができます。

その結果、自分が提供しようとしているサービスの方が優れていると感じたら、出店が一歩近づきます。
逆に、どうやっても勝てないと思った場合は、その周辺には出店しない方が良いと判断するべきです。

 

創業スクールの講義を受けて思ったこと

先日、地元金融機関の創業スクールに参加してきました。
税理士の講師としての立場ではなく、受講者としての立場としてです。

創業スクール

創業融資を受けようと思ったら、創業スクールに入ってみよう

もちろん、創業スクールに参加した目的は、銀行とのつながりを作ることや、創業融資を受けることなのですが、実はもう1つ楽しみにしていたことがあります。
それは、税務会計の講義を受講者側で受けられることです。

創業スクールでは、創業に必要な知識についての講義を受けることができます。
法務、労務、そして税務会計の講義があり、税務会計の講師はもちろん税理士の方でした。

創業スクールでの税務会計の講義の内容は初心者向けですので、私が知っているようなことばかりです。
ですので私は、「自分がもし初心者だったらどう感じるだろうか」を考えながら講義を受けることとしました。

講義を受けてみた率直な感想は、「税務会計は楽しくない」ということです。
楽しくないというと語弊があるかもしれませんが、税務会計初心者に普通に講義をしてもなかなか興味をもってもらえないのが現実だと思い知りました。

興味を持ってもらえなければ、話を聞いてもらえません。
自分が講師の立場になった時は、いかに興味を持ってもらえるかに主眼を置いて話す必要があると強く感じました。

このように、自分が提供しようとするサービスを提供を受ける側に立つことで、知ることができることがあります。

 

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まとめ

サービスを受ける側に回ることでわかることについて書きました。
その道の専門家になると、どうしても業界の常識が自分の常識になりがちです。
私も、ついつい専門用語を使ってしまいます。

しかし、サービスを受ける側は専門家でなく一般の方々です。
一般の方々がどう思うかを考えてサービスを提供しないと、経営として成り立ちません。

特に私のような税理士は、どうしても税理士業界の枠に染まりがちですので、一度サービスを受ける側に回ってみることでわかることもあります。

自分が提供しようとしているサービスや提供しているサービスについて、定期的にサービスを受ける側に回ってみましょう。
きっと得ることがあります。

 


□編集後記□
昨日は地元の友人と久々の飲み会でした。
改めて人生はいろいろだと感じました。
私は久しぶりに飲んだので、今日は二日酔いです。

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