私の息子はもうすぐ1歳になりますが、毎日のように新しいことができるようになっています。
初めて自分で立ち上がった時や、ソファを自分でよじ登るようになった時は感動しました。
息子が頑張って何かをやろうとしているときに気をつけているのが、「見守ること」です。
見守ることの大切さについてまとめました。
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見守ることが親の務め
息子が初めて立ち上がった時のことは、今でも鮮明に記憶に残っています。
顔を真っ赤にし、うなり声をあげ、足がぷるぷる震えて今にも倒れそうになっていました。
私は助けようと、つい手が出そうになりましたが、ぐっと我慢して見守りました。
すると、息子はなんとか自分の力で立つことができました。
それを見て、私は涙が出そうになりました。
息子が人生で初めて自分の意思で困難を乗り越えたのだと思ったからです。
それと同時に、これから先の人生は多くの困難が待ち受けているだろうけど、私が助けすぎるのも良くないなと思いました。
このときに私は、「見守ることの大切さ」を息子に教えてもらったのです。
それからは、あまりに危険なこと以外は、なるべく息子がやろうとしていることを見守るようにしています。
また、危険なことをしようとしている時も、「ダメ」と言うのではなく、「こっちの方が良いよ」となるべく否定をしないことも心がけています。
日々成長をする息子を見て、「見守ること」こそが親の務めだと思うようになりました。
代わりにやっていては成長しない
「見守ることの大切さ」を息子に教えてもらったときに、親と子の関係と言うのは、税理士と顧問先の関係に通ずる部分があるのではないかと思いました。
「代わりにやる」と言うのがいわゆる記帳代行で、「見守る」と言うのがいわゆる自計化なのではないかと。
私は記帳代行ではなく、自計化推進派です。
その考えは、以前もブログで書きました。
正直なハナシ、会計事務所的には自計化よりも記帳代行の方が、お客様に教える手間もありませんし、自分で入力すれば間違いもありませんので楽です。
しかし、記帳代行をしていたのでは、いつまでたってもお客様が数字に強くなっていきません。
お客様自身で会計データを入力していただくことで、だんだん数字やお金に強くなっていくのです。
その結果、会計データを経営に生かすことができ、より良い経営ができるようになります。
「より良い」にはいろいろな意味がありますが、経営判断が早くなることや、先を見通すことなどです。
このように、お客様のことを考えるがゆえに私は「見守る」と言うスタンスです。
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自分で考えてやってみることで得られるものがある
簿記や会計の知識のない方にとっては、会計データの入力というのはかなり敷居が高いものです。
会計については会計事務所に丸投げし、経営者は本業にのみ集中するという考え方もあります。
しかし、最終的に会計事務所に任せるにしても、とりあえず自分で考えてやってみれば得るものは必ずあります。
経験者と未経験者の違いはとても大きいものです。
また、最近はマネーフォワードクラウドやfreeeといった、簿記の知識がなくても青色決算書が作成できるソフトもあります。
「今まで会計事務所に全部任せていたけど、少しずつ自分でやれるようになりたい」
「今よりも会計データを生かした経営がしたい」
「数字やお金に強くなりたい」
と思われた方は、まずは部分的でも自分で会計データを入力することから始めてみましょう。
そして、困った時は遠慮なく税理士に聞きましょう。
いつもは母親のように見守ってくれて、困った時は助けてくれるのが税理士という存在です。
□編集後記□
昨日は、消費税の改正についての講師の依頼をいただきました。
早くセミナー業をやりたいと思っていた私にとっては、ありがたいお話です。
今後どこまで話すかなどは打ち合わせをすることになりますが、楽しみです。
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