不合格の年も「意味があった」と思える時が必ず来る

不合格にも意味がある
不合格にも意味がある
勉強法

先週の金曜日に税理士試験の合格発表がありました。
税理士試験合格、そして一部科目合格の皆様おめでとうございます。
しかし忘れてならないのは、合格する方がいれば、不合格だった方もいらっしゃるということです。
そして、不合格者は合格者の何倍もの人数です。
不合格を突きつけられるとすごくツラいですが、この先の自分の行動次第では、後から振り返ると「意味があった」と思える日が必ず来るはずです。

 

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官報リーチで2回不合格の経験

私自身、官報リーチの状態で2回の不合格を経験しています。

1度目は、相続税法1年目のときです。
この年は勉強に身が全く入らず、ただ試験を受けただけという年でした。

試験当日の理論は白紙で提出し、計算も2時間かけても終わらなかったレベルでした。
当然結果はD判定という結果です。(当時は点数でなくABCDの判定でした)

■詳しくはこちらの記事をご参照ください。

必ず受験しよう

税理士試験に申し込んだのなら、合格確率0%でも必ず受けよう!

 

1年目は合格する見込みが全くなかったので、不合格でもそれほどショックではなかったのですが、ショックだったのはその次の年です。
その年も相続税法を受験しました。

相続税法2年目ということで心を入れ替え、理論もほぼ暗記をし答練を何度も解き直し、合格できると言えるレベルまで勉強しました。
試験の結果もTACの基準でボーダー以上だったと記憶しています。

それでも結果はA判定でした。
この時私は、税理士試験人生最大の挫折を味わいました。

 

それでも前を向いて生きていくしかない

相続税法2年目の不合格は自分の中では相当堪えました。

合格発表日当日は、不合格の事実を受け入れてそれほど落ち込んでいなかったつもりでしたが、合格発表日の翌日の朝は物凄い吐き気で目が覚めました。
そして、何度も嘔吐して病院へ。(汚い話ですみません)

結果はストレスから来る胃痛でした。
その日薬をもらってしばらくしたら楽になりましたが、あの日の苦しさは今も忘れることができません。

自分の中では不合格を受け入れていたつもりだったのですが、心のどこかではまだ現実を受け入れることができなかったのでしょう。
それが体調の変化として現れたのだと思います。

しかし、それでも前を向いて生きていくしかありません。
その日を境に気持ちをリセットし、来年こそは必ず合格しようと思いました。

そして年内には大原の経験者コースを申し込み、年明けから勉強を始めたのでした。

ちなみに、2年間はTACの教材で勉強しましたが、相続税法3年目は大原に鞍替えしました。

■TACと大原の比較はこちらの記事をご参照ください。

予備校ごとの理論の違い

税法理論の暗記は予備校ごとに違いはある?TACと大原の違いについて

 

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未来の自分が今を振り返ったときに「意味があった」と思えるようにしよう

その後3年目でようやく官報合格し、税理士に登録後独立し現在に至っています。

■官報に載った日の思い出はコチラ

官報合格した日の思い出

税理士試験に官報合格した日の思い出

大切なのは、現在ではなくこの先どうするかです。
もし今回不合格だったとしても、この先の自分の行動次第で、その不合格が意味があったと思えるようになります。

私の場合、相続税法2年目の悔しさがあったから、3年目での合格に繋げることができたました。
また、相続税法3年目は、勉強している最中も「合格したら絶対に税理士登録して独立したい!」という気持ちが強くなっていった年でもあり、その気持ちが合格への原動力になりました。

この年があったからこそ、合格してすぐに税理士登録し、そしてそのまま迷うことなく独立まで漕ぎ着けることができました。。
もしこれが相続税法2年目の時点で合格していたとしたら、とりあえず税理士登録してまだ独立していなかった可能性すらあります。

また、合格した年に行った大原の合格祝賀会も自分にとっては人生の転機になりました。
この年の前年は大原で勉強していませんでしたので、もし前年に合格していたとしたら、大原の祝賀会で出会えた方とも出会えてなかったでしょう。

■詳しくはこちらの記事をご参照ください。

完全アウェー

きっかけは大原の合格祝賀会。ひとつの行動から始まる

人生には挫折がつきものです。
しかし、その挫折をどう乗り越えてこの先に活かすかは自分次第です。

未来の自分が今を振り返ったときに「意味があった」と思えるようできるかどうかは、これからの自分自身の行動にかかっています。

 


□編集後記□
週末は地元の友人との忘年会へ。
やはり何歳になっても変わらないなぁと思いました。
変化は大事ですが、変わらないということも大事です。
友人の一人が私がブログを書いているのを知って見てくれていたようで、恥ずかしいような何とも言えない気持ちになりました。

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