今週の金曜日は、いよいよ税理士試験の合格発表日です。
私が税理士試験に合格したのが去年ですから、もう1年経つのかと思うとこの1年はあっという間だったと実感します。
税理士試験に官報合格した日のことを振り返ってみました。
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合格発表日の1週間前くらいから落ち着かなくなる
税理士試験は試験日から合格発表日までの期間が長く、約4ヶ月もあります。
ですから、試験を受けてから3ヶ月間くらいは合格発表をあまり意識しなくなります。
大体11月後半くらいになってから合格発表の存在を意識し始め、合格発表日の1週間くらい前からは、かなりソワソワし始めます。
私の場合は、ほぼ毎日のように試験に合格した夢と不合格だった夢を交互に見ていました。
去年の私の試験の出来はというと、3度目の相続税法だったこともあり、ほぼ完璧に近い出来でした。
大原の基準でほぼ合格確実点でしたので、流石に大丈夫だろうとは思ってはいました。
しかし、予備校の採点基準は当てにならないという噂もありますので、決して安心はできないとも思っていました。
正直、大丈夫だろうという気持ちが半分、ダメかもしれないなあという気持ちが半分でした。
(振り返ると、科目合格した年もいつも同じような精神状態でした)
このような精神状態で1週間を過ごしていましたから、仕事もあまり身が入らなかったのを覚えています。
早く合格発表日になって楽になりたい気持ちと、合否を聞くのが怖いので合格発表日が来て欲しくない気持ちも半々でした。
なお、税理士試験の合否は、科目合格の場合は郵送で送られてくるのです、最後の科目(その科目を合格したら税理士試験に合格)に合格した場合は官報に載ることになります。
官報は紙だけではなく、インターネット版官報というものがありますので、そちらで合否の確認ができます。
去年の場合は、「平成30年12月14日(号外 第277号)」というものに税理士試験の合格者の名前が載っていました。
官報は朝の8時半に更新されます。
国税庁のHPでは、官報より遅れて数時間後に合格者の受験番号やその他の試験結果などが載ることとなります。
合格発表日当日の朝
1週間常にソワソワしていましたが、ついに合格発表日を迎えました。
私は、官報に載るかもしれない年の合格発表日は毎年仕事を休みにしていました。
合格だったとしても、不合格だったとしても、その日は1日仕事に身が入らないのがわかっていたからです。
意外にも合格発表日の前日は普段通りの時間に寝ることができ、当日の朝もいつも通りの時間(6時30分頃)に目が覚めました。
朝起きて妻と一言二言言葉を交したような気がしますが、何を話したかはあまり覚えていません。
「今日が合格発表日だ」ということは話したような気がします。
8時半までは普段仕事に行く時と同じようなルーティンで過ごしました。
合否の結果を妻と一緒に見る勇気はなく、自分の部屋でひとりで確認しました。
8時半になってPCを起動し官報のHPを開きました。
試験当日の何倍も緊張していたのを記憶しています。
そして、「税理士試験合格者公告(国税審議会)」のページを開き自分の名前を確認しました。
「あ、あった」
該当ページの上の方に名前がありましたので、ページを開いてすぐに見つけることができました。
「・・・良かった」
歓喜というよりも安堵したというのが率直な感想でした。
そして、妻に合格を伝えて2人で喜びました。
その後、職場や予備校の先生、家族などに合格の報告を済ませ、午後から官報を購入しに行きました。
その時購入した官報は今でも保管しています。
ちなみに合格証書は当日に届くと聞いていましたが結局その日は届かずに、翌日に簡易書留で届きました。
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歓喜よりも安堵の気持ち
私の場合、初めて税理士試験の簿記論を受験してから、税理士試験に官報合格するまでは8年かかりました。
(途中受験しなかった年もありましたので、実質は7年です)
合格を知ってから初めて湧いてきたのは安堵の気持ちです。
「これでもう来年以降税理士試験の勉強をしなくて済む」
というのが1番始めに感じた率直な感想でした。
また、税理士試験に合格したら独立すると決めていましたから、
「ようやく独立できる」
とも思いました。
税理士試験に合格した方が、合格を知った時は「歓喜よりも安堵の方が勝った」とおっしゃられる方が多いというのは事前に知っていましたが、私の場合も例外ではありませんでした。
まとめ
税理士試験に官報合格した日のことについて思い出してみました。
合格基準が明確でないとかいろいろ言われている税理士試験ですが、私自身を振り返ってみると、それなりに手応えを感じた年は合格しています。
また、正しい努力すれば、いつかは必ず報われる日が来るのが税理士試験だと感じています。
この記事を読まれた受験生に良い結果が出ることを祈っています。
□編集後記□
今日は午前中は自宅で作業、午後から新規のお客様との面談へ行きました。
元々は紹介でしたが、事前に私のホームページで考え方などを確認してくださったようで、スムーズな面談ができました。
改めてホームページを作っておいて良かったと思いました。
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