これまでの私の人生を振り返ると、我慢の連続でした。
税理士試験を受けているときは、趣味の時間や飲み会に行くことを我慢していました。
現在も、独立に向けて準備しているところですが、実際に独立できるのは9月21日であと2ヶ月ちょっとの我慢です。
しかし、我慢することは「ばね」のようなもので、その分乗り越えた時に得るものが大きいのも事実です。
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税理士試験での我慢
税理士試験の勉強をしていた時期は、我慢、我慢の毎日でした。
趣味の時間や飲み会の時間はもちろん、いろいろなことを我慢していました。
ちょうど今の時期は、仕事と睡眠以外の時間のほとんどは税理士試験の勉強に充てていました。
かなり精神時期にすさんでくる時期でもあります。
税理士試験に合格するために犠牲にしたものはたくさんありました。
しかし、振り返ってみると税理士試験をつうじて得たものも多くあります。
もちろん「税理士資格」が得たものの中で1番大きいのですが、それ以外にも「毎日コツコツとやる力」なども身に付けることができました。
また、税理士試験を通して、「自分が周りの人に支えられている」という実感も得ることができました。
現在も、家族には日々感謝の気持ちを表すようにしています。
今から振り返ると、税理士試験での我慢はしてよかったです。
仕事での我慢
仕事でも我慢してきたことは多くありました。
一般的には、給料や労働時間、仕事の内容だったり、やり方、人間関係などさまざまな場面で我慢することがあります。
特に税理士事務所は狭い世界で、所長が絶対的な力をもっているところが多いですから、我慢することも多くあるでしょう。
中には、福利厚生が整っていて、給与などの待遇も悪くないところもあるとは思いますが、そのようなところは少数です。
私自身は、残業も少なく、試験勉強に対して理解のある職場だったので、ある程度恵まれた環境ではあったとは思っています。
しかし、それでも我慢はありました。
「もっとこういうふうに仕事をしたい」とか、「お客様とこういうふうな関わり方をしたい」などの仕事の仕方に関することです。
しかし、組織で働いている以上は、なかなか自分の考えを通すのは難しいことです。
自分の考えを通すには、最終的には自分で事務所作るしかありません。
その思いから独立を決めることができたので、我慢も必要だったと感じています。
逆になんの不満もなく我慢しない環境でしたら、独立を考えなかったでしょう。
独立を決めた現在は1日でも早く辞めたいばかりですが、なかなかそうはいかないので、あと2ヶ月ちょっと我慢だなと思っています。
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意味のない我慢ならやめよう
我慢は良いところもあるとお話してきましたが、我慢すべきでないときもあります。
少し極端な言葉かもしれませんが、「意味のない我慢ならやめよう」とはつねづね思っています。
税理士試験での我慢は、税理士になるために意味のある我慢です。
仕事での我慢は、収入を得るためや独立するまでの意味のある我慢です。
しかし、我慢の中でも、理不尽だったり、意味のないことだったらやめるべきです。
たとえば仕事についてでしたら、あまりにも我慢しなくてはならないことが多いのであれば、転職するというのもひとつの手です。
昔と違って現在は、転職するのは当たり前となっています。
私は、なんだかんだで現在の事務所で11年働きましたが、その間に何度も転職しようと思いました。
そのたびに人材紹介会社などに転職相談をしに行ったりしましたが、
最終的には税理士試験に合格することを優先事項として、転職を踏みとどまってきました。
その時の仕事での我慢は、意味のある我慢だと思ったからです。
その選択が正しかったのかどうかは分かりませんが、とりあえず税理士になることはできたので、間違ってはいなかったとは思います。
生きていると、我慢しなければならないことは多くあります。
そのときに、「なぜその我慢をするのか」を考え、意味のあることでしたら我慢し、意味のないことでしたら我慢せず、他の選択をする。
それは大切なことですし、私自身もそうしていきたいと思っています。
□編集後記□
9月末退職のつもりでしたが、よくよく考えたら給与の締め日が20日ですので、9月20日に退職することとなりました。
1日でも早く独立したいと思っていましたから、嬉しいです。
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